315!!!SHOP ロッカー展示

 

ロッカーの中には、歯ブラシがある、シューズがある、本がある。

それはわたしたちの思い出であり、

彼らの生活の一端である。

 

記事タイトルの「315!!!SHOP」とは、アイドルマスターSideMのグッズ販売や作品関連の展示を行う常設店舗*1の名称で、現在、「アイドルたちが使用しているロッカー」をイメージした展示が行われています。

6/11までの第1弾では、Jupiter • DRAMATIC STARS • Altessimoの3ユニットのロッカーが展示されていました*2

 

私物をイメージした展示って大好きです。なぜなら、彼らが何を思ってそれを使っているのかを考えることができるから。

彼らの世界の一端を見て、その生活に思いを馳せる。そのときわたしは、今まで以上に彼らを近くに感じます。

今回は、ロッカーという「物+空間」の展示であることによって、物の置き方ひとつにさえも感じられるものがあって、ただただ感動しました。

 

ユニットごとに共同で使用しているロッカー。その中身は、ユニットによって大きく異なります。入っている物も、整理の仕方も。

Jupiterのロッカーには、事務所の備品である霧吹きのほかに、3本の歯ブラシと、同じ本数のブラシ、白のシューズ、彼らのCD、タオル3枚に、クリームソーダが特集された本。そして扉の内側には、3人が写った写真が貼り付けられていました。

なんてことはない、ただの"ロッカーの中身"。特別なものは置いてありません。ひとつひとつに名前が書いてあるわけでもありません。けれどそれが間違いなく"彼らのロッカー"だと感じられるのは、そこに彼らとの記憶と、彼ららしさがあるからです。

積み重ねたお話によって、展示物は彼らの姿や語っていたことと結びつき、彼らの――天ヶ瀬冬馬の、伊集院北斗の、御手洗翔太の物として存在するのです。

赤、青、緑の歯ブラシは3人がそれぞれに使っている物で、用意したのはきっと北斗。かつて北斗は、「事務所に歯ブラシを置いた」と話していたことがありました*3

白のシューズは、翔太。翔太はメッセージアプリのプロフィール画面に、真っ白なシューズの画像を設定しています*4。練習したい時にすぐ踊れるように入れているのかな。

クリームソーダが好きなのは冬馬くんだけれど、本を買って入れたのは、北斗か翔太かもしれません。読みながら今度ここ行こうよって話をしたりするのだろうか。

どれも綺麗に収められていますが、各々の荷物が混在・接近していて、3人の関係性と距離の近さがわかります。3枚重ねられたタオルは、誰がどれを使っても良いのでしょう。

許し合い、混ざり合い、ともに生きていくということ。
まるで、ロッカーという小さな空間に彼らの愛のかたちが収められているようです。

 

ほかのユニットのロッカーにも、それぞれの「らしさ」があって、あたたかい気持ちになったり、クスッと笑えたり。

わたしたちが日々、さまざまな出来事を経験しながら過ごしているように、彼らもまた、日々を過ごしている。彼らの生活が、くらしがある。そのことをたくさん感じられる展示でした。

 

315!!!SHOP ロッカー展示、とても素敵な展示をありがとう。

 

 

*1:アイドルマスターシリーズには、オフィシャルショップ(実店舗)があり、グッズの販売や作品関連の展示が行われています。

*2:6/12〜現時点(7/19)では、第2弾としてBeit • W • FRAMEのロッカーが展示されています。

*3:ソーシャルゲームアイドルマスターSideM 伊集院北斗 マイデスク台詞

*4:アイドルマスターSideM GROWING STARS トーク機能で御手洗翔太を選択し、トーク画面右上のアイコンをタップすると確認できます。