運命の音がする

 

2020年7月15日(水)大安。「THE IDOLM@STER SideM 5th ANNIVERSARY DISC 06」先行配信を聴きました。やったー!うれしい!この日を待っていたよー!

わたしは音楽用語もよくわからず音楽のことは全然語れないのですが、5thアニバシリーズのラストを飾る4曲について、わからないなりに感じたことを書こうと思います。

 

1.  運命光年  / Jupiter

まずイントロが好き!晴れやかで、ドラマチックで、わくわくした気持ちがあふれるようです。

Jupiter3人の歌声を聞いた瞬間、ああこれをずっと待っていたなぁと満たされた気持ちになりました。やっぱりこのユニットが大好きだよー……。

3人の歌声は、重なるとまるではじめから1人の人であったかのようにやさしく混ざり合う。Jupiterの歌の好きなところのひとつです。でもそれぞれが別々の人であったから、「互いの光を見つめ」ることができるんですよね…………。たまんないな……。

間奏後の個人パートも大好きなのですが、とくに翔太パートの鮮やかさには驚かされました。御手洗翔太、可愛いと格好良いをすっごく絶妙なバランスで兼ね備えて成長していっている……!北斗パートの艶っぽさとアツさにはドキドキするし、冬馬くんパートの穏やかさには泣けてしまう。

冬馬くんと翔太と北斗、3人の歌声が重なったときの音、これはまさしく運命の音なんじゃないか。

 

2.  Avenue Illusion!  / Beit

とにかく楽しい!歌いたくなるし、思わず体も動いちゃう。あま〜い世界観なのに胸焼けするわけじゃなく、むしろ爽やかな後味という、この技巧!

日常に馴染むことばが、ロマンチックなことばと歌詞の中に一緒にあることで、Beitの3人、そして歌の登場人物をとても身近に感じます。「ファンタジア」と「シャンデリア」で韻を踏んでいるところがすごく好きです。

恭二の清涼感あふれる歌声と、みのりのあたたかい歌声にピエールのクリーミーな歌声が続いて、聴いていると夢見心地になる。ほんとうに魔法みたい。

サビの部分は絶対CMソングに起用されていると思う。わたしの家のテレビにも、映ったらいいのにな。

 

3.  PROOF OF ONESELF  / THE 虎牙道

びりびりと響く重たい低音、鎖を引き千切るような音。こんなに攻撃的な曲調でありながら、歌詞はとても健やか。THE 虎牙道の魅力が全開です。

カウントダウンがカッコいい、クラップがカッコいい、ラップがカッコいい……と、カッコいいところだらけ!とくに、2番のラップパートがめっちゃくちゃカッコよくてどうにかなりそうです。「試されてんのかなァ?」ですよ……!!あまりの良さにウワーッ!!と叫び出したくなりました。この曲の漣、噛み付くような、というかもう食い破らんばかりの激しい歌い方で今にもどこかに駆け出して行っちゃいそう。でもしなやかな美しさも感じる。

漣の歌声が動ならタケルは静で、道流はというと、そのどちらも持っていて、こう、ゆらめく炎のよう。聴いてると安心するけど、がっちり熱を持っているかんじ……。道流の伸びやかな母音、好きです。


4.  いつかのトライアングル  / Jupiter、Beit、 THE 虎牙道

試聴時に思ったのは、タケルの歌声の真摯さが曲の世界観にぴったりだなあ、ということ。今回フルで聴いて、より一層そう思いました。

失恋ソングが大好きで、Jupiterに歌ってほしいなと思っていたから、合同曲が三角関係の失恋ソングと分かった時はとても嬉しかった。とくに冬馬くんが「失恋」をどう表現するのか気になっていたけど、アイドル天ヶ瀬冬馬の表現力は凄まじかったです……。

「痛みの理由を教えてほしい」と歌うところもあまりの切なさに胸が痛かったけれど、「叶うことだけがすべてじゃない」、これにはもう、胸を突き抜けて背中が痛くなった。この曲は複数グループで歌っている曲だし、アイドルのパーソナルな面の反映は少ないだろうとは思っているのですが、どうしても冬馬くんが時々見せる遠慮がちな姿を思い出してしまって……。そう考えると、北斗の場合はピアニストの夢を諦めた過去が思い出される。うーっ歌詞カードを読むのが楽しみだな〜。

2番以降で聞こえる滴の落ちる音が、涙がこぼれるみたいで、ぐっと切ない気持ちになりました。ソロコレ発売されないかしら……!!