「天ヶ瀬冬馬の遠慮」について考える

 もうすぐ2020年もおわり2021年がやってくる……ということで、今年読んだテキストから、冬馬くんの遠慮がちな側面について考察めいたエントリを書こうと思い立ちました。  

 

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天ヶ瀬冬馬は遠慮がち?

 

冬馬くんってなんだか妙に遠慮深いな……と思ったきっかけが、今年の伊集院北斗誕生日の一幕。

冬馬くんは夢や目標には一直線だけど、(とくに私的な場面において)自分本位に「〜してほしい!」と言わない/言えないひと、なのかなあと思います。遠慮深い、というか。あと、アイドルとしてではなく、個人に向けられる好意や愛を「躊躇なく掴み取る」ことができなさそうだな、とも。

もともともんやりと考えていた冬馬くんへのイメージが、この一幕でより強固になった気がします。その後、3月3日の冬馬誕はどんなやりとりをするんだろう……と震えていたところに、つぎの一幕がきました。

おまえらも忙しいだろ?無理してプレゼントを用意してくれなくてもいいんだからな*1

 ……やっぱり冬馬くん、遠慮してますよね……?ちなみに同じ年のLIVE ON ST@GE!では「誕生日だからって、気ぃ使わせて悪いな」と言っています。エムステの誕生日メッセージはプロデューサーへ向けたものですが、やはりこちらもなんだか遠慮深い。そしてどちらも、祝ってもらえること・気持ちはとても嬉しい、とも言っています。

冬馬くんのこの遠慮がちな感じ、北斗誕、冬馬誕と続いたこともあって、今年とても顕著だったように思います。それまでは、祝われるのは照れくさいからニガテ、って感じだったのに。なにか掘り下げが……?!とドキドキした1年でしたが、以降とくに大きな出来事はありませんでした。しかしリメンバーショットも未登場だし、来年以降も気が抜けない……。

 遠慮をみせるのがユニットメンバーやプロデューサー、というところも興味深いです。冬馬くんって誰に対しても等距離なひとだと思うのですが、その等しかった距離が縮まったとき(より親しくなったとき)にその遠慮が顔を見せてくるのかなあと思ったり……。

 

 「親しさ」と「遠慮」

 

なぜ親しくなると遠慮してしまうのか、についてはまだ背景がはっきり見えてきていないので、もんやり考えるにとどまっているのですが……北斗誕の一幕をみるに、自分よりも相手を優先するタイプであることがけっこう大きいのかな、と思っています。冬馬誕でも、忙しいふたりやプロデューサーを思いやってのことばだし。

ただ、遠慮してばかりというわけではないんですよね。『ST@RTING LINE ボイス付き寸劇』では、朝からレッスンでくたくたな翔太と北斗へ、新曲のダンスアレンジについて「疲れてるとこ、悪ぃけど…付き合ってくれるか?」と相談を持ち掛けます*2。前述した遠慮がちな面と矛盾しているようですが、これも親しくなったからこそではないかと考えています。

 

ひとりでも困らない、けれど

 

冬馬くんって、大抵のことはひとりでそれなりにできるひとなのだと思うのです。アニメでも、早朝ひとりでランニングに出たり、別の仕事の合間に合同ライブに向けて練習をしたり。周囲を巻き込んで何かを成し遂げる、というよりはひとりでコツコツ自主練に励む。その冬馬くんが、疲れている相手に対して「この後付き合って」って言うのは、かなりめずらしいことだなと思いました。長く一緒にいるユニットメンバーだからこそ、安心して寄りかかれるのかなあ、と。信頼、安心……いい意味で、甘えられる相手。

翔太と北斗が、冬馬くんの真剣な気持ちに真剣に向き合ってくれる、ひとりのときも決して独りにはさせないふたりである、っていうところも大きいですよね。なんだかんだと冬馬くんを構うし、ちょっかいかけているように見えて、ちゃんとリーダーを支えている(もちろんちょっかいもかけている)。ひとりでも困らないことと、ひとりでもさみしくないことは同じじゃないから、冬馬くんのそばに翔太と北斗がいてよかったなー!と、結局そこに行き着くのですが……。

 

おわりに

 

さて、冬馬くんの遠慮がちな側面について、2020北斗誕・冬馬誕・SLボイス付き寸劇のテキストからいろいろ考えてみました。SL寸劇はST@RTING LINEがリリースされた時期*3のやりとりとされているので、時間の流れとしては、SL寸劇→2020北斗誕→冬馬誕となります。親しさが安心を生み、そして遠慮を生む。なんか……なんか……!だきしめたいこのかんじ……!このあたり、今後また触れられたりするのかな……。とりあえず、リメンバーショットをドキドキしながら待とうと思います。来年もたのしみ!

 

*1:モバエム、2020年天ヶ瀬冬馬誕生日の一幕 より

*2:『ST@RTING LINE ボイス付き寸劇』第4話。モバエム内のユニットプロデュースコンペティションUPC)で200万ポイント達成した際の報酬。

*3:Jupiterとしては、315プロダクションへ移籍後少ししてから……という感じでしょうか?