おだやかな愛を前にして、どんなタイトルをつけたらいいのかわからない

2021年2月14日、今年も伊集院北斗の誕生日がやってきました。おめでとう。

昨年の誕生日の一幕に心を乱され、そのまま1年。今年はどんなテキストがくるのだろうとドキドキしながら迎えた午前0時。

想像を遥かに上回る仲良しJupiterに、圧倒されました……!

 

2021年のお誕生日プレゼントはなんと「専用マグカップ」。冬馬くんのおうちで使う、北斗専用のマグカップでした。しかも、一幕の中で北斗にお披露目しているのは写真のみで、現物は既に冬馬くんのおうちにあるというのです。そして最後に冬馬くんはこう言います。

…北斗、今日うち来るだろ。

ホットチョコレートでも入れて渡してやるよ。

2021年2月14日 伊集院北斗誕生日の一幕 より

 

思えばわたしはこの1年、冬馬くんのことをハラハラとした気持ちで見ていました。相手のためなら自分の気持ちは横において、繋いだ手を離しちゃいそうな、そういう印象があったから。

でも今回の一幕では、繋いだ手をあらためてぎゅっと握り返したような、そんな感じがしました。

贈り主の家で使う物を贈るって、プレゼントであるのと同時に「約束」でもあるし、相手専用の物を自宅に置いておくというのは、「許し」だなぁと思います。おうちに来てね、使ってね。来てもいいよ、あなたの居場所はここにあるよ、という。

一昨年冬馬くんに贈られた鍋もそうですが、きっと冬馬くんはそのマグカップを見るたびに、北斗と翔太のことを思い出すわけです*1。それっておうちの中だけでなく、こころのなかにも専用の場所ができるということではないでしょうか。

 

相手専用のマグカップを置いておくこと。

生活に侵食するおだやかな愛。

次もその次も交わされる約束のような贈り物。

1年前は、本気になれる相手ができたらそっちを優先してもいい、と言っていた冬馬くんが、今日うち来るだろ、と言うことのすごさ。確信の裏にある強固な信頼を感じます。

 

15周年記念1コマ*2で「愛」について理解したことも関係があるのかな……、と思っています。

PRライブで「何度でも笑おう」を歌ったJupiterの3人。サビ部分に出てくる「愛」というワードがちょっと恥ずかしいと言うシャイな冬馬くんに、北斗は「愛にもいろんな形や意味があるし、別に恥ずかしがる必要はないよ」と言います。

例えば、Jupiterの絆だって、仲間への愛だと言えるだろ?

特別版 日常での1コマ Part.3 より

続いて翔太は、

そうそう。僕も冬馬君や北斗君を愛してるからさー。

特別版 日常での1コマ Part.3 より

ふたりのことばを受けて冬馬くんは、北斗や翔太をはじめとした「周りからの愛」と「自分の内にある愛」について自分なりに受け止めていくのですが……、ほんとうに、北斗と翔太は大切なことを言葉にして伝えてくれる。こういうことの積み重ねが、この1年の冬馬くんの変化につながっているのだろうなと思います。

愛されていることを知っている。

愛していることを知っている。

繋いだ手を握り返して、強く強く、信じている。

北斗誕2020、冬馬誕2020、15周年1コマ、そして今回の北斗誕2021……と、テキストの積み重ねがとっても巧い……!モバエムのテキストが大好きだ〜!とあらためて思いました。

 

わたしはJupiterが好きです。仲良しなひとたちが好きです。だからJupiterにもずっと仲良くあってほしい〜と願ってしまうのですが、わたしが願わずともJupiterはずっと仲良しで、そしてわたしが思うよりずっとずっと仲良しなのです。願望と想像を、かんたんに超えてくる。

 

2月は北斗の誕生日がありましたが、3月(冬馬)、4月(翔太)とJupiterバースデーはまだまだ続いていくので、どんなやりとりが見られるのか、とっても楽しみです。(リメショもあるね)

 

マグカップに注がれる甘く溶かされた愛。

 北斗が飲み下したそれは、やがて冬馬くんへ、Jupiterへと還ってゆく。

 

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*1:一幕によると、翔太専用のマグカップも買ったそうな……。

*2:特別版 日常での1コマ 2021年1月14日〜1月31日