感想:三峰結華 W.I.N.G.編(決勝敗退)

シャニマス三峰結華W.I.N.G.編・決勝敗退までの共通コミュや発生イベントについての感想です。

・【それなら目をつぶりましょう】三峰結華

・【雨色、上機嫌】三峰結華

の発生イベントの内容に触れています。

 

 

 

プロデュース開始直後の結華の印象は、「『アイドル三峰結華を育成している』というより『三峰結華にプロデューサーとして育成されている』感じがする…!」というものでした。

さすがアイドルライブ鑑賞が趣味の結華、アイドルのことをよくわかっているんだな〜と思わされることが多々あって、そのたびに、頑張ってプロデュースしなくちゃな〜!と背筋が伸びる思いで進めていました。

とくに『勘違いじゃつまらないでしょう?』*1冒頭の会話(私服衣装についての考え)とかを見るにセルフプロデュースがとても上手なんだなあと思うし、(プロデューサーの)成長を確信していたと言う場面や、三峰だけで捌く発言はもう新米プロデューサーとして育成されている感がすごかった…!

あと、プロデューサーを可愛くする天才だなぁ、とも。不意打ちで写真を撮ってプロデューサーをうろたえさせたり、なにかと一枚上手な結華とプロデューサーのやりとりの可愛さといったら!男女のときめきというよりはヤンチャな子犬がじゃれあっているのを見たときのような、ほっこりする可愛さについニマニマしてしまう。

進めていくにつれて、三峰結華と彼女のプロデューサーは似た者同士だなと思いはじめました。きっかけは『湖の奥なんて知らなくていいのに』*2からの『私だけは見逃してあげるから』*3の流れから。湖の奥なんて〜ではプロデューサーが結華の無理に気づき、私だけは〜では結華がプロデューサーの無理に気づく。湖の奥なんて〜でのやりとりを読んだうえで私だけは〜を読むと、プロデューサーが無理をしてることを隠していることに結華が気づけるのは、結華自身が無理を隠すタイプだからだということがわかるんですよね…。そしてそれを結華本人も自覚している。こ、こんなのずるい〜〜!泣けてしまう。

『いつもより高く傘を持って』*4で傘を忘れたプロデューサーを結華が自分の傘に入れてあげる場面のやりとりも良かった。「俺のことは気にするな」を選ぶと、結華が頑なに遠慮するプロデューサーの腕を引っ張って強引に傘に入れるのですが、多分逆の立場だったら結華はプロデューサーが濡れちゃうからいいって言いそうだもんな……。似た者同士め。

自分に厳しい子だなぁとか、わざと茶化してシリアスな場面を避けているなぁとかはそれ以前のコミュ等から感じていたのですが、湖の奥なんて〜ではそれが顕著だったように思います。選択肢出てくるまでずーっとのらりくらりと茶化し続けて、ようやく本心を語ったかと思いきや無理して練習に励むのは「思いつき」だとうそぶく結華に、こちらが選べる選択肢は3つ。一番初めにこのコミュが発生した時は、たしか「真剣な証拠」を選択しました。自分のなかの真剣な気持ちを自分自身が否定してはいけないよとプロデューサーが言う場面で、よく言ってくれた〜!と涙がじわっとしたのを覚えています*5。この時いちばん結華に掛けたい言葉を、彼が言ってくれた。このあと結華の立ち絵が目を伏せている表情に変わり、終盤もう一度目を開いたときに、まるで涙をこらえているみたいに瞳のハイライトが小さく震えているのを見て、また涙がじわっとしてしまいました。いい演出だ……

私だけは〜では、仕事が立て込むわ体調も良くないわでダウンしかけながらも無理を隠そうとするプロデューサーに、結華が「(プロデューサーは)自分自身を顧みていない」と指摘します。無理するなブーメランがここで返ってきた…!けれど結華は、どうしても無理したい気持ちも、それに対して無理するなって言われた時の気持ちもよく知っている。だから、プロデューサーの無理に「目をつぶる」。なんてアツい展開〜…!そしてここにカード名が掛かってくるのねー!とちょっと興奮しちゃいました。

3つの選択肢が出た時点で既にDa値はMAXだったのですが*6、どうしても「見ていてくれ」を選びたくて選びました。どうか見ていてほしい。素敵なプロデューサーになるから。同じように、見ているから。そんな気持ちでいっぱいだった。この選択後の結華の返答が、もうあんまりに良くて、思わずウワーッと叫び出したくなるくらいでした。すごく綺麗なラスト。

三峰結華と彼女のプロデューサーの間には、「見る」という行為がすごく重要な、大切なものとして扱われている気がします。プロデューサーはアイドルとして成長していく結華を「見て」いるし、結華はプロデューサーとして成長していくプロデューサーを「見て」いる。

彼女たちがアイドルとして成長していくのと同時に、プロデューサーも、プロデューサーとして成長していくんだなあと気づかされてハッとしたし、担当アイドルに「見ていてほしい」と言えるこの関係性が最っ高だなー!と思いました。なんだか少年漫画のバディのような(いやライバルかも?)アツさを感じます。最高。

 

……と、ここまで三峰結華W.I.N.G.編のすばらしさを書き連ねてきたのですが、タイトルにある通り、わたしまだ優勝できてなくて……!なぜか準決勝〜決勝は緊張してしまってBadを連発したりしてしまうんですよね……よ、弱い…なんて弱いプロデューサーなんだ、ごめんよ三峰…と思いつつ、優勝後、結華がどんな反応をするのかとても楽しみなので、めげずに頑張ります!

 

*1:【それなら目をつぶりましょう】三峰結華 発生イベント

*2:三峰結華 共通コミュ

*3:【それなら目をつぶりましょう】三峰結華 発生イベント

*4:【雨色、上機嫌】三峰結華 発生イベント

*5:プレイ中は、プロデューサー=プレイヤーであるわたし、という気持ちと、プロデューサー≠プレイヤーであるわたし、という気持ちを頻繁に行き来している。不思議な感覚。

*6:選択肢「見ていてくれ」はDa値上昇。アイテムとして秘密のメモ帳を使用していたので、各選択肢の上昇項目が見えていたのですが選ばずにはいられなかった…