感想:サインライトイルミネーション

モバエムのイベント、「サインライトイルミネーション」のストーリーについての感想です。

 

「サインライトイルミネーション」では、ライブ直前に停電が発生するというトラブルにJupiterと神速一魂が立ち向かいます。

このお話でいちばん印象的だったのが、翔太でした。

ブレーカーをあれこれいじってみてもなかなか復旧しない停電に対して、翔太は「神頼み」を選択するのですが、その時の台詞がとても好きなので、何度もストーリー03を読み返してしまいます。だって神様と仏様に並んで、黒井社長の名前が出てくるんですよ…!?14歳の男の子のなかで冗談でも神様と同列に出てくる黒井社長…すごい……

結果として翔太の神頼み後に停電は解消し、翔太は自分のもとにやってきた北斗に対して、自分がお祈りをしたら停電が解消したこと、昔からお祈りすることで何かが解決することがあることを嬉しそうに話します。も~~~この一連の流れがめちゃめちゃ可愛い!!!自分には何か不思議な力があるのではと言う翔太に対する北斗の返答もとても優しくスマートで、さすが伊集院北斗…!

そんないつでもスマートな北斗も、黒井社長も自分(翔太)のことが好きだったのだろうか、という翔太の言葉に対しては一瞬沈黙し、返答せずに話題を変えます。

この場面、すっごく好きです。

EoJでは冬馬の傷について言及されましたが、サインライト〜のこの場面は、翔太の(そして北斗の)傷の様子が垣間見える気がして読むたびに胸が締め付けられます。

面倒くさがりだけど負けず嫌い、お昼寝大好きな国民的弟アイドル。自分の魅力を把握していて、たくさんのひとに愛されている、少し大人な14歳。そんな御手洗翔太が、黒井社長も自分を好きだったのだろうかと問うのは、なんだかものすごく切ない。

冒頭の神頼みの際、“祟らないで”と言っていることから、翔太は今回の停電トラブルは自分たちが961プロから離れたことに怒った黒井社長の祟り的なことによるもの、という可能性を考えたのかなと思うと、やはり黒井社長との出会い〜961プロを離れるという出来事は御手洗翔太という14歳の男の子のなかでとても大きなものだったのだろうなと感じます。神様と並んで名前が出てくるくらいに。

そしてそんな翔太の言葉に上手く返せなかった北斗もまた、きっと傷ついていて。あのタイミングで冬馬が来なかったとしたら北斗はどうしていたのだろう〜とか、逆に冬馬がもっと早い段階で翔太たちのところに来ていたら翔太は黒井社長の話をしなかったんじゃないかな〜などなど、いろいろと想像させられて、大好きなイベストです。

 

 

…いつか黒井社長のSideMタイトルコールが聴きたい。