天ヶ瀬冬馬は上手く言えない

 

天ヶ瀬冬馬といえば、「熱血アイドル」。

総選挙のポスターにもそう書いてありました。(最近はカレーアイドルの側面も強いかもしれない)辞書的な意味はさておき、「熱血」ということばからわたしがイメージするのは、一生懸命!とか、猪突猛進!とかの勢いがあってアツくてきらきらしている様子や性格で、なるほど冬馬くんはたしかに熱血アイドルだな〜と思います。常にきらきらしてる。

でも冬馬くんの内面には「(わたしのイメージする)熱血」には収まらない、なんだか複雑な部分があるんじゃないか、その複雑さも熱血アイドル天ヶ瀬冬馬の魅力のひとつなんじゃないか、とイベストを読みながらぼんやり考えていました*1

冬馬くんの場合その内面の複雑さが、「上手く言えない」瞬間に表れている気がするのです。

天ヶ瀬冬馬は、自分の感情や感覚をことばにすることが苦手なところがある17歳、だと思います。古くは961所属時のソロ曲「BANG×BANG」にも、上手く言えない、と歌っている箇所があります。発したことば以上に多くのことをもやもや考えているんじゃないか?と思ったきっかけは、この曲とモバのイベントストーリーでした。

冬馬くんは上手く言えないとき、…そっか、とか、…そうか、と少しの間沈黙する*2のですが、この三点リーダに、ことばにならずに胸の中に落ちていった気持ちが隠れているのかなぁと思うと、うわ〜〜〜!!とジタバタしてしまいます。沈黙以外には、なんつーか、とことばに迷うような言い方をしてたり。

この「上手く言えない冬馬」はシリアスな場面以外でも描かれていて、「事務所での1コマ」*3にて翔太の発言に対して急に静かになる冬馬だったり、LIVE ON ST@GE!でのキリオとのマイデスク会話*4だったり、あたらしいものだと、プロデューサーミーティング特別ボイス*5でも上手く言えてなかった。

こうして見ると、冬馬くんの「上手く言えなさ」は(キリオとのマイデスク会話はクスッと笑える雑談のような場面だけれど)誰かの傷に触れるときや、自分の気持ちを表そうとするときによく現れている気がする。こういった瞬間の胸の内(心の動き)は一体どうなっているんだろう。普段が快活そのものだからこそ、冬馬くんのモノローグってなかなか想像がつかない…。

そしてこの「シャイ」や「照れ屋」とはまた違う「上手く言えなさ」にはまだ明かされてない過去が関わってたりするのかなーなんて思ったりしているのですが、どうなんだろう…。

前回も書きましたが、いつかあるかもしれない掘り下げがとても楽しみです。

*1:いやいやそもそもわたしの「熱血」イメージが偏っているのでは?!とも思ったりする。

*2:「X’mas Live 2014 -Side:Sparkling-」のストーリー17とか、「Wedding Night 〜マリッジリングに口づけを〜」のストーリー16とか。

*3:2018年5月28日〜6月9日の1コマの6日目

*4:【いたずらな笑み】猫柳キリオと【宵闇に潜む者】天ヶ瀬冬馬での会話。一体何がどうすごかったというのか。

*5:LIVE ON ST@GE!アイドルファイルの「ボイス」より。すごく長く喋ってくれるし、咳払いがめちゃめちゃ可愛い。